有楽苑の国宝茶室如庵と旧正伝院(重文)

織田有楽作の茶室と隠居所である

犬山のこの地に移設合体されるにあたり

路地庭が堀口捨己により計画され

1972年に完成している

 

(下写真)南の門から入ったところ

左に正伝院書院 右に如庵を見る

路地庭の中心に置かれた大きな石は

飛び石の結節点となり

向こうに行けば如庵

左へ行けば正伝院縁側

左手前を行けば正伝院の北にある土間へとつながる

(下写真)如庵

客人が入る躙り口は

深い軒屋根と三方壁に囲まれ

風雨から守られ

また必要のない視線をさえぎる

またその空間に影を落とすことで

その均整の取れた外観に明暗のメリハリをつける

美しい姿ですね

(下写真)これは正伝院土間に向かう路

ここから見る視線はその向こうにある壁も抜け

さらに向こうの光と緑をチラッと見せ

苑の奥深さを感じさせ

見る人の興味がさらに奥へとすすむ

その向こうにある開口部とは

下写真の玄関入口

下は庭の背面(北)にある玄関土間

有楽苑正門からアクセス路からの人を迎える

ここは名鉄犬山ホテルからのアクセスともなる