滋賀県には重要文化的景観が多く

7件が指定を受けている

この「伊庭(いば)内湖の農村風景」もその一つ

じつはこの伊庭地区を流れる川は

東にある近江商人発祥の地として知られる

五個荘集落の水路の下流にあたり

先は伊庭内湖にそそぐということである

この「掘割は船運や飲料水などの生活用水

として使われるとともに

村落共同体を守る要害の役割をも果たしてきた。」

と案内看板にある

そんな雰囲気をいまだに残しており

タイムカプセルに迷い入ったような風景だ

今も掘割には木の舟を浮かばせ往時の雰囲気をつくっている

 

下は水辺空間に降りるゆったりした石段で遊ぶ地域の子

別の舟が水路に浮かぶ

 

水路は地区の中を縦横にめぐらされている

 

水路には大きな鯉がのびのびと泳いでいる

中世には近江源氏の佐々木氏が伊庭氏と名乗り

琵琶湖の湖上権を握り大いに栄えこの地を領していた

下の写真は陣屋跡という

地区内で見た昔懐かしい大和塀

頂は瓦屋根で葺いている

そのためか 持ちがよいのでしょう

長い期間 使用してそうだ