2017年新たに2棟が国宝となった高田山専修寺

今回見る機会を得た

高田山専修寺は室町期に

浄土真宗の歴代上人が居住するようになり

真宗の本山として定着したという

そのためか境内の広さは巨大

そして堂宇も巨大である

京都の東西の本願寺に次ぐものであろうか

(上写真)

広い境内の南側の道路に面して

本瓦葺の山門(手前)と唐門(向こう側)が並ぶ

山門は本瓦葺など格式のあるデザインで国宝御影堂の正面となる

唐門は檜皮葺の住宅風デザインで国宝如来堂の正面に位置する

 

(下写真)

正面から見た山門(重要文化財)

江戸中期1704年建築

山門をくぐると正面に国宝御影堂が現れる

江戸初期1666年の建築

唐門は江戸末期1844年建築

門のむこうに国宝如来堂が見える

下は境内全景

右は御影堂

左の如来堂は江戸中期1748年建築

御影堂から如来堂を見る

両者をつなぐ通天橋は江戸末期1800年の上棟で

重要文化財指定

通天橋は床が地上から浮いたデザインで

廊下部も床下も吹き放ちとし

視界をふさぐことをさけている

橋自体の存在感を減らすことで

境内全体をを広く見せ

また御影堂と如来堂の存在感を強調する