サン・クリストバルの厩舎は1968年完成

バラガン66歳のころの作品である

左手の白い壁が外界と内にある厩舎とを分かち

入るとこの光景が現れる

水場を中央に置きその周辺に土が敷かれた馬場が広がる

その場をカラフルな平面の壁が囲う

白い壁は手前にある住宅の壁の一部

水場には滝のように大量の水が流れ込み

景色の中心ポイントとなり

涼し気な落水音を放つ

その横にはブーゲンビリアの豊かな緑

ここは馬と人が集うオアシス空間だ

自然の土と水と緑を

人工的でカラフルな壁で囲い

得も言われぬ豊かな空間を構成している

水場のむこうにはある大きな木はブーゲンビリア

ピンクの壁はこの色から触発を受けたといわれる

 

ブーゲンビリアの花

正面向かって右の背丈の高い壁は

自立した壁かと思いきや

裏から倉庫として使用される建物の壁である

 

水場のむこうにある建物は厩舎

 

厩舎から壁状の倉庫の壁に続いていく

 

右の白い壁の後ろには住宅がある