ルイス・バラガンメキシコランドスケープ庭アトリエひとりごと
バラガンのサン・クリストバルの厩舎
サン・クリストバルの厩舎は1968年完成
バラガン66歳のころの作品である
左手の白い壁が外界と内にある厩舎とを分かち
入るとこの光景が現れる
水場を中央に置きその周辺に土が敷かれた馬場が広がる
その場をカラフルな平面の壁が囲う
白い壁は手前にある住宅の壁の一部
水場には滝のように大量の水が流れ込み
景色の中心ポイントとなり
涼し気な落水音を放つ
その横にはブーゲンビリアの豊かな緑
ここは馬と人が集うオアシス空間だ
自然の土と水と緑を
人工的でカラフルな壁で囲い
得も言われぬ豊かな空間を構成している
水場のむこうにはある大きな木はブーゲンビリア
ピンクの壁はこの色から触発を受けたといわれる
ブーゲンビリアの花
正面向かって右の背丈の高い壁は
自立した壁かと思いきや
裏から倉庫として使用される建物の壁である
水場のむこうにある建物は厩舎
厩舎から壁状の倉庫の壁に続いていく