2014年 もう8年も前のことだが

アメリカ南部とメキシコの建築を見る機会をえた

メキシコではルイスバラガンの建築を中心に見学

これはその一つであるが

建築ではなくランドマークとしてつくられた塔である

メキシコシティの外側に

衛星都市サテライトシティが開発され

道路が整備されたとき

その都市のランドマークとして

バラガンに依頼された

バラガンは彫刻家マシアス・ゲーリックと

共作したとのこと

正面に向かい鋭くとがり

高さ、奥行そして色の異なる5本の塔と

それを取り巻く道路と疾走する車の光景は

現代的で小気味よくマッチしている

 

車の進入を受け入れ 歓迎する形ともいえる

5本の塔の間をあけることで

その先が垣間見え

先への期待感も高まる

ストレスのない心地よいドライブができそうである

背面から見ると

塔間が狭く全く違った印象を受ける

それでもいくつかの群に分かれているので

閉じた印象は少ない