ランドスケープ京都現代建築アトリエひとりごと
改修工事を終えた京都市美術館
改装を終え新しくなった京都市美術館を見学
玄関前の広場を掘り下げて
地下からアクセスするという意表を突く設計手法

近づいて正面から見ると
車寄せ屋根と美術館本体が
こちらに覆いかぶさるような光景
建築計画や構造計算もむつかしそうだが
工事現場はさらに困難が伴ったであろうと推測される

1階の旧玄関
この地下を通って中央ホールに至る

地下からアクセスして
階段を上がるとこの光景が現れる
ここが中央ホール
高窓から入る光がアーチ形の白い天井を
なめるように柔らかく照らす
ウイーンにあるオットーワーグナーの郵便貯金会館
(こちらは天井全面ガラスのトップライトであるが)
に似た印象を受ける

さらに進むと日本庭園が現れる

増設された東山キューブ
東山キューブ展示会場の入り口は
この廊下の突き当りにあり
この日本庭園を横目に見ながらアプローチする

正面地下にあるレストラン
外の勾配のある地盤に沿って窓がすぼまっていき
ダイナミックで十分な広がりを感じ
岡崎公園との一体感も失っていない

平安神宮の鳥居
その向こうに槇文彦設計の
京都国立近代美術館を見る
