京都その他庭アトリエひとりごと
酬恩庵 こぼれ話
酬恩庵は鎌倉時代の創立の禅寺だが
その後の戦乱で荒廃し
室町時代(1455-6年)に一休宗純が再興した寺院で
現在は一休寺とも呼ばれている
特別拝観のため お茶がふるまわれ
写真のようなドーナッツ状の茶菓子

この菓子について下写真のような説明書きがついている
「通無道」
なんとなく禅語のように思えるが
下から読むと「ドーナツ」
一休流のとんち!?

もう一つ境内の沙羅の木
葉は紅葉し幹の姿がユニークだ
サルスベリのように皮がむけ
抽象模様のように美しい


参道周りの樹木の枝を支えるために細い竹棒が使われているが
その芸の細かさに感心する

竹から出た枝で垂れ下がる木の枝を支えている
自然そのものを生かすことで余計な細工も必要となくなる
一石二鳥のわざ
しかし竹の長さは現場合わせで調整しなければなりません
