歌川広重の「名所江戸百景」の名品展

恵那の中山道広重美術館当館で開催中

今回展示の浮世絵は当美術館の所蔵品である

 

浮世絵は木版画ということで

刷りによって色彩や細かい技法など

いろいろなバージョンあることを知る

それを強く感じた例は

 隅田川の花火のを描いたもの

打ちあがった花火の大輪が

初版のものは大輪全体が白く光っているが

こちらのものは火花が点として光っており

光の量が少なく

花火の華やかさがいまいち弱く感じた

その他 空の色などグラデーションの表現が

省かれているが多くあった

 

初版の刷りはしかっりと手がかけられ

最大限の効果を出している

時間が経過し 版が下ると

だんだん省略されていく過程

よく理解できた