和中散本舗の和中散という薬は

徳川家康の腹痛を治して一躍有名になった薬で

ここには製造する機械が今も残っている

和中散は薬草を粉にひいてつくる

その仕掛けが大規模で

当時大きな需要があったことが推測される

上写真で手前にある石臼に乾燥した薬草を入れ

その臼に空いた穴から下に落ちが薬草が

さらにその下にある石の間に挟まれる

上の石が回転することで挟まれた薬草が粉になる

そこで上の石を回転させるための仕掛けがすごい

その石の回り大きな木の歯車がある

さらにその歯車を回すため垂直に立つ歯車が二枚あり

もう一つその奥に直径4mの

大きな円形の木製の輪がある

実はそこに人間が2人入り歩いて輪を回転させる

という仕組みです

水の力で動かせば水車ということになりますが

人が回すので「人力車」とでもいえそうです

水車からヒントを得て人が回すことを考えたのでしょう