宝山寺獅子閣(重要文化財)は明治初期の1882年に上棟

大工棟梁は寺の出入りの吉松松太郎

彼はこの建築をつくるため

寺の命をうけ横浜で3年間洋風建築を学んだ という

当時の首都圏の洋風建築の技術がみられるという意味で貴重な建築です

 

この建築の回り階段(下写真)は現在もつかわれていますが

構造的にはアクロバットな納まりです

床に接している構造材は中央の一本の柱と初段の手すり柱

そして初段の踏板の三箇所のみです

2段目以降の踏板は中央部は柱にさしこみ

周辺部は手すりから吊り下げられているようにみえます

察するところ中央柱だけで

片持ち梁のように踏板を支えるのは無理でしょう

となると手すりや手すり柱 手すり子などがしっかりと固定され

それらが一体となってこの階段を支えていると考えられます

それを成り立たせるための技術力

それも横浜で学んだのでしょう