三重日本建築ランドスケープアトリエひとりごと
高田山専修寺のユニークな建築文化財
高田山専修寺には2棟の国宝をはじめ多くの重文建築がある
最初のブログで触れた通天橋や山門、唐門はじめ
真宗寺院に多くつくられている対面所もある
ユニークな建築物では
茶所、太鼓門、御廟の唐門とそれに続く透塀などである
建立時代は江戸時代後期である
下は茶所
茶所、今でいう喫茶店だが
真宗寺院に特有な施設で大規模な寺院にまれに設けられるということ
現存する茶釜に宝暦10年(1760年)の銘がありそのころの建立か
現代でこそ観光地にはカフェは必ずあるが
この寺院には多くの庶民が参拝したのであろう
立派な唐破風で客を迎える

現代の看板があり
「お寺カフェ茶所蓮心庵」
土産物も販売している

下は太鼓門
戦国大名が一向一揆と戦った史実は多いが
これはまるで城の櫓である。
遠方を見張るためのものか。
