造形物展示会日本建築アトリエひとりごと
金鯱降臨
現在名古屋城の金鯱が栄の広場に“降臨”している
間近で見たいと思いさっそく会場に行く
大きさはどんなものか?
近くで見る鯱の姿はどんなものか?
どんなふうにつくられているか?
など興味津々でした

上の写真を見て初めて気が付いたことですが
左右の鯱の大きさが違います
左(西)の鯱に比べ右(東)の鯱がかなり大きい
雄と雌という設定でしょうか
下は西の鯱のアップ写真ですが
よく見るとひれが大きくつくられバランスをとっています
目を中心とした表情はかわいらしくもあります
魚にもかかわらず
目の上には眉毛のようなものが
また口の下には顎髭のようなものがあり
全体的に受ける印象は
コミカルで楽しさすら感じますね
眉毛は俵屋宗達の「風神雷神図屏風」の
神の眉毛のように誇張されています

大きく開いた口
この開き方も漫画を見ているようです
展示方法に関していえば
鉄骨の基壇の上に
木材を束ねてそのうえに置いています
鉄骨・木材ともにむき出しで
思い重量を支え固定するのに精一杯という
感じがみえてきます
もう少しセンス良く展示できないものでしょうか
それにしても金の輝きは永遠ですね
