曲水の宴は

水上から流れてきた盃が

自身の前を流れるまでに和歌を詠むという

ゲーム性の強い遊びです

それを可能にするためには水の

流れは一定の速さで

しかもゆっくりと流れなければ成り立ちません

そのための工夫がされています

庭園北側に流れていた菰川からの導水は

暗渠で木樋が使われていた

今は土を取り除いて下写真のように露わに見せている

水が流れる部分は桧の角材をくりぬき

それに桧の蓋をかぶせたもの

丸い穴は水量の調整する仕組みがあったらしい

木樋の先には下写真のように水留施設があった

これも水量調整の役割か

上流から下流方向を見る

下写真は下流から上流を見る

池の排水部でも木樋が使われ

導水木樋と同じで線の開閉で水量を調整していたようだ

以上現地案内説明文「導水・排水のしくみ」より抜粋