博石館には日本全国の御影石が並べられています

まず最初は何といっても地場の恵那御影

下写真の中段

左側が恵那の白御影、その右が錆御影

そしてその白と錆がまざった

味わいのある石が多いことも恵那石の特徴です

 

下の中段の左端は

花崗岩が御影石とよばれるきっかけとなった石

神戸市の御影地方でとれる石で

白系の色がベースですが

展示物のようにほんのりと淡い桜色もあるそうです

右から二つ目の万成(まんなり)石は

桜御影とよばれ味わいのあるピンクです

これは岡山の石にも指定されているとか

 

中段右端はご当地愛知県の藤岡御影

目が粗い感じの白御影です

 

下中央は庵治(あじ)石

高松市庵治町でとれる

目の細かいモノトーンの石です

 

狭い日本ですが

いろいろな御影石があり飽きないですね

そして日本の御影石は同じ地域でとれる石でも

それそれ繊細なニュアンスをもち味わいがあります

気候、風土の多様性を反映した結果かでしょうか

 

今は輸入品でも様々な色の御影石が

市場に出回っています

のっぺりと無表情だったり

色目が強すぎるなど

日本人の感性にはあいにくいものが多いと感じています