彫刻展示会アトリエひとりごと
モホリ・ナジの版画とタトリンの彫刻
現在 愛知県美術館の館所蔵作品展では
近代のアート名品が展示されている
その中で私の目を引いたのはモホリ・ナジの版画
下は「コンストラクション『ケストナー版画集6』」より
1922-23作
モホリナジはバウハウスで教鞭をとる
そのため建築学の教科書でも出てくる名前でもある
コンストラクションという名の通り
「構成」への新しい試みなされている
ちょうど一年前のこの美術館で観たタトリンと近い時代で
そのときのブログにも書いた
(2021年6月23日のブログ
「愛知県美術館 トライアローグ
希少なロシア構成主義作品が・・・」参照)

下はタトリン「コーナー 反レリーフ」1915年
鉄とアルミ、亜鉛という異素材
の平面材や曲面材、針金のような線材を
その素材感を生かしながら、
水平や垂直にこだわらない自由な構成で
美的にまとめていく
かたや版画 かたや彫刻でありながら
近似的な美学でまとめている
