彫刻絵画展示会アトリエひとりごと
名古屋市美術館のゴッホ展と屋外彫刻
先週まで名古屋市美術館でゴッホ展が開催
クレーラー・ミュラー美術館の
ゴッホ作品を中心に関連するアーチスト
ファン・ゴッホ美術館のゴッホ作品を出展
へレーネ・クレーラー・ミュラー夫人の
蒐集への熱情という観点で作品が選択されている

1890年7月のゴッホの自殺による死までの数年間の作品は
病の状況によって変化していくことが
手に取るように理解でき見ていてつらいものがある
上の看板にある「夜のプロバンスに田舎道」は
1890年5月12-15日ころの制作という

今回館の周辺にある野外彫刻を見る機会つくった
上はアプローチの脇に置かれた
アメリカの彫刻家カルダーが1969年に制作した
「ファブニール・ドラゴンⅡ」
風をうけ優雅に動く作品
このように動く造形物はモビールと呼ばれているが
実はカルダーがつくった言葉だそうである
地下のサンクンガーデン
ここは外から自由には入れる場所で
金属の彫刻が置かれている

ポーランドの女流彫刻家マグダレーナ・アバカノヴィッチの作品
右 1988年「黒い立像」
左 1989-20年「智者の頭」
ナチスの侵略やソ連の一党独裁という
厳しい時代に生きる人間の自由がテーマとのこと
現在ロシアによりウクライナ攻撃が続けられているが
ポーランド人にとっては
過去の記憶がよみがえるであろうが
日本人も思いは同じである
