終の棲家・バリアフリー知恵袋

道路面から住居の床までの高低差を解決する 終の棲家・田園のコートハウス

終の棲家などバリアフリーが求められる住宅では、道路面から1階の住居床面までの高低差の解決が重要なポイントとなります。いろいろな事情で運動機能が十分でなくなった時、杖や歩行器や車いすでの移動に備える必要があります。

こちらの田園のコートハウスは夫婦二人のための終の棲家です。名古屋市南部に位置し、名古屋市条例で床レベルを所定の高さ以上にする必要があるため、1階の床面レベルを道路面より約2m上げています。この2mの高低差を敷地西端部(敷地向かって左側)の擁壁に沿ってスロープを設けています。敷地が大きいこともあり長いスロープが可能となりほぼ1/12の勾配が可能となっています。
まだ健常に過ごされているご夫婦ですが、駐車場から重い荷物を運ぶ時などにも台車を利用してこのスロープを行き来しておられます。

駐車場の向こうにあるスロープから上がります。

スロープ 上部から道路方面を見る。

こちらは正面の客用階段