彫刻造形物滋賀日本建築アトリエひとりごと
環境に溶け込みいい景観をなしている
湖北 渡岸寺の国宝十一面観音像
鉄砲の里・国友をさらに北へ向かい
JR高月駅近くにある
渡岸寺観音堂に向かう
学生時代に琵琶湖周辺の名建築を
巡り歩いたとき立ち寄ったことがある
この像の持つ繊細な味わいにひかれていた
その当時からその存在はよく知られていた
お目当ての国宝十一面観音立像は
平安初期の作とある
渡岸寺 仁王門
指定はないようであるが堂々としている
環境に溶け込みいい景観をなしている
正面に見える渡岸寺本堂は
大正14年に元名古屋高等工業学校教授の
設計によりつくられたという
現在 国宝観音像は
この堂の左隣にある収蔵庫に収められている

付近にある歴史民俗資料館に
現在の国宝指定の十一面観音像のパネル展示がある
全国で七体残り
奈良に三体 京都二体
それ以外では大阪と滋賀に一体づつある
やはり都の奈良、京都を中心とした地域にある
他と見比べても負けない独特の美しさがあると思う
