奈良日本建築庭アトリエひとりごと
平城京 左京三条二坊宮跡庭園
平城京の左京三条二坊宮跡庭園は
約1300年の永い眠りから日の目を見た庭です
造られたのは奈良時代中期(750年ころ)とされ
比較的最近(1975年)の発掘調査で発見された
たまたま郵便局を建設するため掘ったところ
遺跡が出土し奇跡的に残すことができたもの
今は庭を眺める建物も復元され
当時建物から庭をどう見ていたかが知れる貴重な例であります
蔀殿の上蔀を上げているが
下蔀が外していないので庭が見えない

室内から立ち居で写真を撮る
奈良時代当時の宮廷の建物と庭の関係を実体験でき
当時の生活のイメージがぐんと近づいてきて
何かワクワクしてきますね

下蔀も外したいところですが
それは叶わず
さらに近づいてみると
室内と庭の位置関係や高さを実体験することができる
少々距離が遠いようにも感じるが
建物と庭との間に何があったんでしょうか
それでも奈良時代の空間感覚の一端を知ることができ
当時の生活に思いを馳せます
