滋賀県から福井県にかけてに庭をめぐると

足利将軍家と関係の深い庭があることを知る

滋賀県朽木にある旧秀臨時庭園(上2枚写真・名勝庭園)は

12代足利義晴が応仁の乱勃発以来の戦乱を避けて

1530年にこの地の朽木氏を頼り3年滞在した際に

管領家細川高国に依頼して作庭したもの

8代将軍義政がつくった銀閣をもとにしたといわれる

その後13代義輝も1553年以降5年間

ここですごした

大河ドラマ「麒麟がくる」では

向井理演じる義輝と明智光秀が三度目に出会う場所が

ここ朽木です(3月29日放映)

最後の将軍15代義昭が1567年(諸説あり)の

戦国時代のさなかに一時身を寄せたのが

京からさらに遠い福井県の一乗谷です(下写真2枚)

戦国大名朝倉義景居館で

今は礎石だけの遺跡となっていますが

庭の石組が往時のまま残ります

庭を通して歴史の一端を知ることができ興味深いですね

 

礎石だけが残る朝倉義景居館跡

庭は中央部少し下

 

居館遺跡の庭の石組

 

 

 

 

 

 

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