展示会アトリエひとりごと              
                
            
                        
                      カラヴァッジョ展を観る
先日 最終日間近のカラヴァッジョ展を
名古屋市美術館で観る
下の写真は案内チラシです
今回が日本初公開とうたわれた
「ゴリアテの首を持つダヴィデ」
ダヴィデ像として有名なのは
フィレンツェにあるミケランジェロのダヴィデ像
(1501~04年制作 カラヴァッジョのこの作品の100年ほど前
現代で考えれば大正年間くらい それほど遠い昔ではない)
これはダヴィデが投石器を肩にかけ
ゴリアテを攻撃する直前の彫像です
カラヴァッジョのこの絵は
ゴリアテに勝利し首をとった瞬間の絵です

この絵にはカラヴァッジョの人生が投影されいるとのこと
ゴリアテの首は現在の自画像で
ダヴィデは若いころの自画像とか
1606年殺人の罪を犯し
追われる身になった時期に描いている
その後 彼は1610年にローマに向かう途中
熱病に倒れ死す
38歳10か月という若さで
彼の絵画の劇的な光のとらえ方は
北ヨーロッパのレンブラントやフェルメールのさきがけなのでしょうか
レンブラントの「夜警」が1642年でカラヴァッジョの30年後??

 
       
       
      