摩訶耶寺庭園は東名高速道の三ヶ日インターにほど近い

 寺の歴史は古く平安時代にさかのぼり

当時の仏像が三体残りその内二体が

国指定重文という秀作です

 

門を入ると最初に迎えてくれる巨岩と

そこから流れ落ちる滝

この庭園の作庭年代は

平安時代とも鎌倉時代とも室町時代とも

江戸時代ともいわれ

現在県指定名勝ですが

じっくり鑑賞して飽きないよさがあります

下写真は正面から見た庭

庭の正面には現在パッとしない建物がありますが

当時は たぶん貴人の住まい

または客を迎える書院のような

質の高い建築があったと想像できます

築山のおおらかな構成は近世らしくもあり

護岸や立石の力強い構成はもう少し前の時代でしょうか

全体的にはスキのない空間構成だと感じます

 

反対側から「パッとしない建物」を見る

右手遠方には借景にもなる山並みが続く

才本設計アトリエ のブログ 建築設計事務所  主宰 一級建築士 才本 清継

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今まで日本人がつくり続けてきたものから創造することのヒントを得たいと考え 歴史的な空間遺産や文化遺産を見分、体験しています