以前のブログで外観が小さく見えると書きましたが

その外観の見え方に比べ内部空間は大きく見えます

平面図には

中央の薬師如来坐像と

それを取りまく十二神将立像をプロットしました

十二神将立像はほぼ人間と等身大です

最下の写真を見ると像と建築空間の大きさが対比できます

屋根を支える梁と斜め材で三角形を構成(サス構造)し

直線材だけで剛性を高めています

その結果 視線が抜けやすく より天井を高く

空間を広々と感じさせています

巧みな手法です

 

先月拝観したときは照明器具が新しくなっていました

以前は真っ白な蛍光灯が鑑賞者の目に入り趣にかけた

今はLEDスポットライトに変え

彫像に効果的に照明を当てることで

人の視線からの演出性を高めています

内部の雰囲気は大きくアップしています

上写真は新薬師寺発行のチラシから転載

以前の照明で蛍光灯が見えます

 

中央の仏像が伐折羅像

これも改修前の照明で蛍光灯が見える

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