倉敷街並み保存地区で職人の涙ぐましい丁寧な仕事を見た。
土留め用の石の上に木塀が載っており、その石と木板の接合部の仕事ですが、
石の自然のデコボコに合わせて、木板を細かく加工してジョイントしています。それが寸分の隙間なく丁寧につくられ、まるで象嵌のような仕事です。
最近の現場では煩雑さを嫌い、工業生産品を最小限の現場加工で組み合わせる作業が主流になっておりますが、いい素材をしかるべき手作業できちっとつくる姿勢に敬意を表します。

写真下部に見える石は土留めでその上にある塀の木板とのジョイント部が下の2枚の写真