愛知県ランドスケープ環境・景観庭アトリエひとりごと
徳川園の菖蒲田のはなし
徳川園にも菖蒲はあるが
前回の平安神宮とは見せ方がちがう
菖蒲が咲くところを「菖蒲田」と名付け
あぜ道に囲まれた水田のような場所に
多種の菖蒲が密集して植えられている
古くは江戸時代から現代にたるまで
多くの品種が生み出されてきたが
ここでも江戸系品種や江戸古花、菖翁花、野花菖系が
70種類栽培され約2000株あるとのこと
花は2~3日しかもたず5月下旬から6月中旬まで
早世(早咲き)、中生、晩生(遅咲き)と順に咲いていく
(徳川園HPによる)
古い品種は凛として深い色彩をもち
新しい品種は色彩が鮮やかで花も大きいという
(下写真)菖蒲田は龍泉湖に隣接するが
湖には睡蓮や蓮も花を咲かせ
花の競演となっている
和傘が醸し出す季節感が
雰囲気をさらに盛り上げている