昨日久しぶりに平安神宮神苑をみる

桜の時期は何度か行ったが

この時期に行くのは初めて

今は菖蒲がみごろ、そこで

「そうだ 京都、行こう。」となった

 

(下写真)平安神宮のシンボルが迎えてくれる

神苑にはここから入る

 

植治こと七代目小川治兵衛が

明治後期から大正期にかけてつくった庭園

西神苑の白虎池

その岸には菖蒲が

そして水面には睡蓮や河骨(こうほね)が浮かび

競って色とりどりの花を咲かせていた

花を見せるというよりは

庭づくりの一つの要素として花がある

池の石組 滝石組とその音

水面に映す空の色

またこの季節には八つ橋が組まれる

そのほか周辺の緑とあいまって

全体で見事な庭園風景をつくっている

下は睡蓮と菖蒲が咲き誇る姿を切り取ってみました

燕子花ならぬ菖蒲と八つ橋

菖蒲と睡蓮の競演は随所で見られ

どこを切り取っても美しい風景となっている

この光景を見ているうちに

尾形光琳が描いた燕子花図が頭に浮かぶ

あの一列に並ぶ燕子花は

このように池の汀に咲き誇る姿であろう

 

下は河骨(こうほね)の花

これはスイレン科に属するとのこと

お比較的大きな葉に隠れ

小さな花をひっそりと咲かせている