旧名古屋銀行本店は1926(昭和元)年

名古屋広小路通の伏見と栄交差点のほぼ中間地点に建設された

旧名古屋銀行は現在の名古屋銀行とは異なり

旧東海銀行の前身とのことである

石積み建築のようであるが実は鉄筋コンクリート造

名古屋の建築家鈴木禎次により設計された

一時は取り壊しの危機に直面したが

運よく残り今はコンダ―ハウスという

飲食店として再利用されている

(下4枚の写真)外観を夜、昼、角度を変えてみる

ギリシャのオーダーのような柱頭をもち

エンタシスをもった大きな柱

柱は3階半を貫通するジャイアントオーダー

そのファサードは迫力に満ちている

 

昼景

夜景

夜景 斜め見あげ

 

夜景 玄関入口を正面から見上げる

 

内部は玄関の扉を開けると

深紅の絨毯の階段が迎えてくれる

天井の漆喰仕上は創建当初の姿であろうか

丁寧な仕上がされている

 

階段を上がった正面にある部屋は

貸金庫室を改造したバー

正面中央に貸金庫の金属製の引き出しがみえ

銀行当時の姿をインテリアとして活用している