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日本最古の近代つり橋ー美濃橋 そして美しい美濃笠
先日美濃市のヤナ場で食事後車を走らせていると
鮮やかに真っ赤に塗られた
鉄骨造のつり橋に遭遇する
背景の山の緑に対して補色の赤が美しく強く映え
強烈に目に飛び込んでくる
美しい光景である
美濃橋は長良川をまたぐ橋で
生産された美濃紙を美濃町の上有知(こうづち)湊へはこぶ橋として
1916(大正5)年に竣工した
国指定の重要文化財に指定されている
支点間距離は113m 橋長は116m
近代吊り橋では最古で最大級の橋という
幅員は3.1mで車は通れなく
歩行者は安心して歩行できる
令和3年に改修工事がされたばかりということで
目に染みいるような美しい赤が維持されています
長良川から支流の板取川の沿って少し上流に進むと
美濃和紙の里会館があり有料で見学できる
そこに美濃笠の展示があった
そのデザインの味わいがよく
またその細工の細やかさに見とれていました
竹材とひもで組み上げられた和傘の骨の仕組み
線と色の構成が美しく
細かい手仕事で製作されている
メンテナンスには手間がかかりそうだが
家庭でできそうでもある