先週の6月21日(土)に

名古屋大学Common Nexus(愛称CommoNe コモネ)

の内覧会が行われた

名古屋大学と岐阜大学で構成される東海国立大学機構

そのプラットフォーム施設だ

この建築案は設計コンペで選ばれた

 

この場所は以前は谷筋であったところを

盛土をしてグリーンベルトとしたという歴史がある

その「『谷戸(やと)』

と呼ばれる谷状の地形をモチーフに、

緩やかに湾曲した広場(屋根)の下に

大きな地下空間そなえた構成となっております」

と内覧会向けのチラシに説明がある

(下)豊田講堂から見たコモネ

ここから見れば向こうにある

大学図書館も見通すことができ

今までの環境イメージを大きく変えないという意図

何とか「谷戸」地形を表現したいという

設計上のエネルギーが感じられる

 

この屋根は豊田講堂の方に向かって低くなり

屋根上の雨水の排水計画とも重ねて考えられている

 

(下)屋根の端部が脇にある通路上にオーバーハングしているが

その勾配が向こうに行くに従い緩くなり

図書館に近い 向こうの端部では屋根は水平となっている

 

 

下は正面と反対側のファサード

この最端部で屋根は谷の形がなくなり

水平となる

右にある空中歩廊はこの屋上と図書館を結ぶ動線となっている