新舞子駅前に残るいわゆる「文化住宅」は

大正末から昭和初期にかけて

愛知電気鉄道株式会社(現在の名鉄)によって

開発された分譲住宅である

新舞子文化村「松浪園」の名残である

新舞子駅前に残っていた文化住宅は

新舞子のシンボルであった

 

下写真 昨日の新舞子駅前の光景

大型キャタピラーが入り

解体を終えた直後であった

右は最後の一棟か?

下はグーグルによる写真

2021年3月撮影とある

向かって左の文化住宅の

取り壊し前の貴重な写真だ

文化住宅の歴史は

大正14年に愛知電鉄が

新舞子文化住宅展覧会を開催して

住宅を分譲したのが始まり

昭和2年には第3期分譲が行われたと記録にあり

その時に文化住宅風のかつての駅舎もつくられたとのこと

 

そんな歴史を持つ文化住宅が消滅しつつある

昨日新舞子に行く用があり駅を降りると

駅の向かいにある大きな文化住宅が

今まさに解体されたところであった

(参考資料:堀 田 典 裕 「新舞子文化村 「松 浪 園」 に つ い て
近 代 名 古屋 に お け る 郊外住宅 地 開 発 (1 )」

日本建築学会計画系論文集 第462号1994年8月)

下は駅のホームから見る