奈良日本建築環境・景観庭アトリエひとりごと
奈良 東院庭園
奈良東院庭園は平城宮大極殿の
東側の突き出した部分の東院の中にある
昭和42年(1967年)に発見され
復元、整備され現在奈良時代の姿をみることができる
下の図は大極殿と東院(ピンク色部分)の位置関係を示す
東院庭園はその東南角にある
当園内の案内図を撮影

東院庭園内の配置図
文化庁発行のチラシから抜粋

下は入口付近から全体を見る
左は中央建物 右端は隅廊
池底も含めて礫で敷きならべた州浜で覆われ
汀はゆるや曲線で構成され
大変気持ちの良い庭空間である
ところどころに立石の景石と植栽で変化をつける

中央建物と右奥に
四阿的な建物を見る

チラシに描かれたパース
庭で楽しむ姿が描かれ
水の上で楽しむ様は
平安期の寝殿造のさきがけのようだ

池の北岸には明らかに造形的に組まれた一群の石組がある
山水を表現しているともいわれる
上のパースを見ると
池上の露台の正面に当たるビューポイントに位置する

曲水の流れもある
