前回紹介した大通寺大広間の背後に

蘭亭という書院がある

宝暦5年(1755年)の棟札が残り

重文指定されている

襖に「蘭亭曲水の宴図」

(案内チラシによると丸山応挙筆)が描かれことで

この書院が蘭亭と呼ばれている

この床の間の脇には透かし彫りの欄間のような三角形の板を設け

床の間の上部への視線を少し遮っていいる

書院建築の床の間としては珍しい手法です

視線を床の間におかれた床飾りに導くためでしょうか

 

蘭亭の庭も国の名勝に指定されています

樹木が育ちすぎている気もします

それらを取り去ってイメージすると

堂々たる立石やそれを囲む池泉や築山の構成など

いい庭と感じます