日本建築京都アトリエひとりごと
醍醐寺三宝院 唐門から庭園へ人を迎え入れる装置
下は醍醐寺三宝院の中
「葵の間」「秋草の間」前の濡れ縁から撮影した写真です
正面には国宝唐門があり
左側にはこれも国宝の表書院があります
表書院は入り口にあたる西中門廊(泉殿)がみえています
大きくせり出し唐破風とその下にある階段は
丁重に人を迎える心を表現しています
またその前にあるゆったりとした広い空間も客を迎える姿勢を示しています
それらは左奥にある秀吉のつくった広大な庭園(特別名勝)に
客人に敬意を表して
迎え入れるための装置です

醍醐寺参道から見た(上の写真と反対側)三宝院唐門
菊の御紋は皇室の象徴
桐の門は秀吉の紋
皇室の行幸があったのだろうか
