先日 庭を学ぶ友人たちと福井県の一乗谷朝倉遺跡を訪れた

城郭は山上に、居館や武家屋敷はその下の谷を流れる一乗谷川に沿ってつくられた

元亀4年(1573) 5代義景の時代 

織田信長によって焼き尽くさたが

今は居館の礎石や庭が当時の面影を残している

 

下の写真は下城戸(しもきど)

城の入り口を固める門とされる

石積みの高さ5m 次の写真で人の大きさを比べることができます

この中には一個45トンを超す石もあるとのこと

 

五代朝倉義景の居館の跡

 

諏訪館跡庭園

義景の夫人の屋敷跡とされる

今は建物はないが庭石と樹木が往時を偲ばせる

正面石組みの中央に滝石組がありその右の滝添石は高さ4.13mあるそうだ

大きく育った新緑のモミジとよく調和して

大変美しいプロポーションでかつ緊張感のある造形です

 

南陽寺跡庭園

自然石を生かした有機的なデザインの石組と

背景の杉林の直線的な構成とのコントラストが美しい

ここ南陽寺には永禄8年(1565)ころ

のちに将軍になる足利義昭(足利氏最後の15代将軍)が

朝倉氏を頼って3年間身を寄せた歴史がある

下は朝倉義景が永禄11年(1568)義昭(義秋)を招いて

観桜の歌会を催し 糸桜を題材として詠んだ歌の歌碑

 

最近復元された武家屋敷群

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