先週の13日(水)から16日(日)まで

大学の建築系学科に尽力により

あいち建築まつりが開催された

昨年の「はんだ建築まつり」に続くものである

13日に行われた河文はずいぶん前に

客として訪れたことがあるが

見学会では写真撮影も可ということで楽しみであった

下は見学会が始まる前スタッフたちが打ち合わせをしている

丸の内2丁目のビル群に囲まれ異彩を放つ河文の外観

歴史の重みを感じる

名古屋市民として

こんな景色をいつまでも保ち続けてほしいと思う

 

徳川家の三葉葵の暖簾が客を迎える

 

水鏡の間に向かう途中から表情が一変する

下はアプローチの廊下

中庭に面した明り取りの障子が続く

縦格子の桟が続き

障子紙には日本の伝統的な模様である

麻の葉を透かして見せる

水鏡の間に入った途端

その格調高い雰囲気に圧倒される

メインの灯りは

先ほど見た麻の葉柄の桟の和紙障子から降り注ぐ

装飾とか 思いがこもった職人技が

空間をいかに支配し上質なものにするかを思い知らされる

この水鏡の間は谷口吉郎氏が設計したものだ

下は水鏡の間から「水鏡」と呼ばれる所以の池の方向をみる

残念ながら外は暗く

正面の灯りがボヤーッと見えるく程度

さらにガラス面に近づき外を見る

池と薪能を演じる舞台を見る

薪を焚いて能を演じる薪能がここで行われるという

そんな姿を一度見たいものだ

能舞台から「水鏡」の池と 右に水鏡の間をみる

正面から左に向かって間隔の狭い縦桟の障子は

アプローチの廊下である