大高町はそれほど大きくない町域ではあるが

三軒もの酒造所がある

その一つ萬乗醸造はHPによると1647年創業

「醸し人九平次」というブランドで有名であるが

今では海外にも支店をもつ世界的なブランドという

醸造所は今でも規模が大きく

古くは江戸期から明治・大正期に至るまでの建築が残り

主屋(明治期)や蔵多数(江戸期、明治期、大正期)をはじめ

12棟が登録有形文化財に指定されている

(その中に井戸2か所を含む)

 それらの建築群は町の一角を占めている

 

下は萬乗醸造 主屋や作業場棟、蔵などをみる

醸造所への入り口周辺をみる

レンガ積製の煙突や建屋の風情が

歴史を感じさせる

 

下写真は神の井酒造

HPによると創業1856(安政3)年

日本武尊(やまとたけるのみこと)の草薙の剣の神話が

残る大高の地であるがゆえに

「神の井」と命名したという

 

(下)山盛酒造は1887(明治20)年創業(HPによる)

ここにも由緒ある建築群が残っている

下写真は 辻の秋葉社

大高城址にほど近い場所にあるまちかどの神社

この付近は江戸時代には市が開かれ賑わった場所という

高札場もここにあった

明治期には役場や郵便局

そして学校もつくられたとのこと

秋葉社は江戸中期~後期にかけてつくられ

火伏の神として信仰されたという

(下写真)奉安殿 現在は学区資料保管庫

縦看板の説明には

下記のように書かれている(要旨)

奉安殿は天皇皇后両陛下の写真と

教育勅語が収められていた

1928(昭和3)年大高尋常小学校校庭に建てられ

終戦後の1946(昭和21)年には廃棄命令があったが

廃棄せずその場の地中に埋めた

1997(平成9)年当地に消防団詰所の建設の際

掘り出されて地元民がこれを

歴史遺産と考え現在のように修復したという

永い歴史を持つ大高だからこそ

歴史的遺物を大切にする風土があるでは

菊の紋章は当時のものだそうだ

その両脇の壁に彫りこまれた不思議な模様

これは何を意味するのであろうか

知りたいものである

 

最後はJR大高駅である

駅前に立つ案内看板に

「名古屋で一番古い鉄道駅」の説明がある

大高駅は1886(明治19)年に

官営の武豊~熱田間(武豊線)の鉄道駅として開業した

愛知県下で最も古い鉄道駅の一つという

当初は、東京と神戸を結ぶ鉄道建設の

資材を運ぶ目的であったが

その後、東京と神戸間の鉄道の経路が

東海道線に変更された

その際、武豊線のうち

大府駅から熱田駅まで(大高駅も含む)は

東海道線の駅に組み込まれ現在に至ったという