旧鈴木家住宅は足助の伝統的建造物群保存地区の

ほぼ中央にあり

周辺にも多くの伝統的建築物が存在する場所にある

足助の町は1775(安永4)年の大火でほとんど焼け

現在残るほとんどの住宅はそれ以降の建設となる

ただ今回の修理で一部が焼け焦げた部材が見つかり

大火の前に建設された部分が残っているということだ

その結果現在は1757年の創建とされる

約1230坪の敷地に16棟がのこり

これらの建物と絵図などが2013(平成25)年に

国の重要文化財に指定された

 

下写真は旧鈴木家住宅を西側からみる

(道路右、写真中央の建築)

斜むかえにある菓子処両口屋も江戸末期の創建

一部はまだ保存修理工事中で仮囲いや足場が見られる

 

逆側(東側)からみた旧鈴木家住宅

改修工事は完了している

 

主屋のミセをみる

 

 

ミセの間

細くて間隔がひろくモダンさを感じさせる格子柄

戸は古代から中世に使用された蔀戸

 

本座敷の道路側の格子は

さらにモダンさが増し

職人が楽しくデザインしながら造作したものと感じられる

 

本座敷の窓と床の間

 

三部屋つづきの本座敷を

南に向かってみる

 

主屋(手前)と本座敷(向こう側)の間にある茶室を覗く

茶室の内部

 

茶室を外部からみる

 

下の写真は公道のように見えるが

実は敷地内の「中通り」と呼ばれる場所

 

 

大火以前の部材が残るという仏間座敷

 

仏間座敷天袋襖 取っ手

取っ手をもつために蝶の羽を合わせると

鍵が開くという仕掛けがある

 

新座敷

 

仏間座敷から上蔵をみる