松本城は現在国宝五天守のうちの一つ

2015年に松江城天守が国宝に追加され国宝天守は五棟となった

他の国宝天守は姫路城、彦根城、犬山城

昭和25年に制定された文化財保護法により

松本城天守は昭和27年に姫路城に次いで

二番目に国宝に指定された

松本藩主の命により編纂され

1724(享保9)年に完成した「信府統記」によると

1590(天正18)年に豊臣秀吉が石川数正を松本城主とした以後に

1593(文禄2)年には天守、乾小天守、渡廊が造営がすすんだとされているが

完成時期は特定できていない

その後寛永年間(1624~1444年)には

辰巳附櫓、月見櫓が増築されたという

 

下は南側の正面を見る

左から天守、辰巳附櫓、月見櫓

月見櫓の高欄の赤色や

左遠方に見える埋橋の赤

そして月見廊の開放性の高い大きな窓は

すでに軍事施設でなはく

月見という生活の楽しみを謳歌する建築を目指している

建築デザイン的にも

月見廊と天守とは軸をずらせ雁行させ

より美しいバランスを追及している

 

(下)南西角から見る天守群

月見櫓は天守より前にせり出し雁行する

逆に左側にある乾小天守は天守よりへこませて配置させ

この風景の主を天守にゆずっている

 

(下)天主の左に渡廊、そして乾小天守とつづく

 

(下)埋橋のたもとから天守と乾小天守を見る

 

(下)城内に入り本丸御殿跡地付近から望む城の全景

(下)天守と寛永年間の増築部分(天守の左側)の辰巳附櫓、月見櫓をみる

天守に直接的に月見櫓を増築するのではなく

その中間に辰巳附櫓を介在させている

天守と辰巳附櫓の階高を合わせ

窓の高さがそろえられ、自然な増築となっている

その先に月見櫓を設けることで

月見櫓がより際立つことになる

美しくうまい増築である

この見学の日は8月後半の土曜日で見学客が多く

天守内に入るには60分待ち

自身の時間に余裕がなく天守内部の見学は

残念ながらあきらめることになった